A.日语新闻中文版
红鳍东方鲀,在日本称“虎河豚”,是一种高级河豚鱼,产地以西日本为主。而近年来,从位于日本东北地区的福岛县海域捕捞到的红鳍东方鲀数量急剧增加。为此,福岛县研究机构将开始进行人工饲养试验,对东北海域作为红鳍东方鲀渔场的可能性展开研究。
到2018年为止,福岛县每年红鳍东方鲀的捕获量不到1吨,但之后开始增加,2019年达到2.9吨,而去年更是激增至27.8吨,仅2、3年时间就增加到以前的近10倍,这一数量在日本全国也居前列。
对此,专家指出这一现象与气候变动造成海水温度上升有关,但详细原因目前仍不清楚。为此,福岛县水产资源研究所决定从下月开始进行红鳍东方鲀的人工饲养试验,对水温较低的东北海域作为渔场的可能性展开研究。
研究人员将使用养鱼池再现与冬季福岛县海域相同的水温环境,确认红鳍东方鲀能够越冬的水温,以及产卵时期是否为通常的5月前后,从而对红鳍东方鲀是否在寒冷地区的海域也能繁殖进行调研,并查明捕获量激增的原因。
B.日语新闻简易版
福島県でたくさんトラフグがとれている 県が理由を調べる
トラフグは、福岡県や山口県など日本の西のほうでとれる高級な魚です。福島県では2018年まで、1年に1t以上とれることがありませんでした。しかし、2019年から増え始めて、2021年は27.8tとれました。3年で10倍ぐらい増えています。
福島県の水産資源研究所は、来月からトラフグを育てる試験を行います。冬の福島県の海と同じぐらいの温度の水の中でトラフグを育てて、何度まで元気でいることができるかを調べます。普通は5月ごろに卵を産むトラフグが、いつ卵を産むかも調べます。
試験は、来年の夏まで続ける予定です。水産資源研究所は、福島県の近くでたくさんとれている理由を調べたいと話しています。
*汉字读音请参考图片
C.日语新闻普通版
福島沖でトラフグの水揚げ増加 県水産資源研究所が飼育試験へ
西日本が主な産地の高級魚のトラフグが、福島県沖でとれるようになっています。
県の研究機関は、水温が低い東北の海域がトラフグの漁場としてどの程度、有望かを調べる飼育試験に乗り出すことになりました。
高級魚のトラフグは、福岡県や山口県など西日本が主な産地で、福島県では2018年まで年間の水揚げ量が1トン未満で推移していましたが、その後、増え始め、去年は27.8トンと3年間でおよそ10倍になり、全国でも上位の水揚げとなっています。
専門家の間では、気候変動に伴う海水温の上昇が要因との指摘も出ていますが、詳しくはわかっていません。
このため、福島県水産資源研究所は、水温の低い東北の海域がトラフグの漁場としてどの程度、有望なのかを調べる飼育試験に来月から乗り出すことになりました。
試験では、冬の福島県沖と同じ程度の水温環境を生けすで再現し、冬を越せる水温や、通常、5月ごろとされている産卵の時期を確かめ、トラフグが寒い地域の海で繁殖するかを調査したうえで、急増している要因についても解明したいとしています。
試験は、来年夏まで続けられる予定で、県水産資源研究所の佐久間徹副所長は、「ここ数年、福島沖で多くとれているが、不明な点も多く、この漁場で冬を越して繁殖している可能性があるかなど詳しく調べたい」と話しています。