A.日语新闻中文版
到访日本的联合国儿童基金会执行主任拉塞尔11月3日在东京都内接受了记者采访。关于欧洲乃至乌克兰的情况,拉塞尔说,“严寒将对孩子们带来破坏性的影响”,呼吁国际社会提供援助。
乌克兰的电力设施在冲突中蒙受严重损失,拉塞尔就此表示:“由于电力短缺,孩子们将迎来寒冷的冬天,我们必须尽力向他们提供援助。”
除了地区纠纷之外,拉塞尔还对地球变暖对孩子们的影响表示了严重关切。
40年不遇的干旱使埃塞俄比亚陷入严重的粮食短缺,拉塞尔回忆起造访埃塞俄比亚时的情景,她说:“当地遭受了毁灭性的打击,有的医院病床上躺满了营养不良的婴儿,可房间里却鸦雀无声,因为这些婴儿连啼哭的力气也没有。那是我看到的最痛心的一幕。”
关于遭受大规模洪水袭击的巴基斯坦,拉塞尔指出,暴雨过后,很多孩子会因为感染症而夭折,她表示,“国际社会应对巴基斯坦的情况给予更多的关注”。
B.日语新闻简易版
ユニセフ「ウクライナなどで苦しんでいる子どもを助けてほしい」
ユニセフのキャサリン・ラッセル事務局長が日本に来ました。そして、戦争などで苦しんでいる子どもたちを助けてほしいと話しました。
ウクライナでは、ロシア軍が電気を送る施設などに攻撃をしています。ラッセル事務局長は「電気が足りなくて、子どもたちには厳しい冬になります。私たちは、助けなければなりません」と話しました。
ラッセル事務局長は、気候が変わったことが原因で、苦しんでいる子どもたちも心配だと話しました。エチオピアでは雨が少なくて食べ物が足りなくなっています。パキスタンでは雨で川の水があふれて、たくさんの子どもたちが病気で亡くなっています。
今月6日、気候が変わっていることについて話し合う国連の会議「COP27」が始まります。ラッセル事務局長は、子どもを守るために大人が行動しなければならないと言いました。
*汉字读音请参考图片
C.日语新闻普通版
ユニセフ事務局長 “厳しい寒さ ウクライナの子どもに支援を”
ユニセフ=国連児童基金のキャサリン・ラッセル事務局長がNHKの取材に応じ、ロシア軍による電力施設への攻撃が相次ぎ、冬を前に電力不足が続くウクライナについて「厳しい寒さは子どもたちに破壊的な影響をもたらすだろう」として支援を訴えました。
来日したラッセル事務局長は3日、都内でNHKの取材に応じました。
ロシア軍による攻撃で電力施設が大きな被害を受けているウクライナについては「子どもたちは電力が不足するなかで厳しい冬を迎えることになる。私たちはできるかぎりの支援をしなくてはいけない」と訴えました。
さらに紛争とともに、温暖化による子どもたちへの影響についても強い懸念を示しました。
過去40年で最悪の干ばつにより深刻な食糧不足となっているエチオピアについては「現地は壊滅的な状況だ。ある病院では栄養失調の赤ちゃんで満床の状態だったが、泣くことすらできない状態で部屋は静まり返っていた。それは最悪の光景だった」と訪れたときのことを振り返りました。
また、大規模な洪水に見舞われたパキスタンについても、雨がやんだ今も多くの子どもたちが感染症で命を落としているとし「世界はパキスタンで起きていることについてもっと目を向けるべきだ」と訴えました。
そのうえで、今月6日から始まる国連の気候変動対策の会議=COP27では「大人たちが子どもを守るために行動を起こさなくてはいけない」と強調しました。