A.日语新闻中文版
11月6日起,在埃及召开的《联合国气候变化框架公约》第27次缔约方大会(COP27)在历经两周的谈判后,于当地时间20日通过了成果文件,宣布闭幕。
本次会议上,设立“损失和损害”基金,为气候变化受害国家提供资金援助的问题成为了大家最大的关注焦点。会议决定,以尤其脆弱的发展中国家为对象,设立新的基金,具体内容将留待明年的第28次缔约方大会进行讨论。
设立这一基金是深受干旱和洪灾等危害的发展中国家方面多年来的诉求,但发达国家方面因担心会造成进一步的经济负担而始终态度谨慎。最终,在本次会议上,发达国家做出了让步,这是各国首次一致同意在联合国框架下协调行动,为受害国提供资金援助。
此外,成果文件再次写入了去年第26次缔约方大会的协议内容,表示将努力把全球平均气温升幅控制在1.5摄氏度以内。
成果文件还指出,各国加大努力减排温室气体已刻不容缓。如有必要,将重新审视和加强截至2030年的减排目标,并要求各国共同努力,应对日益严峻的气候变化问题。
B.日语新闻简易版
COP27「気候変動で被害がある国のために基金をつくる」
エジプトで20日、地球温暖化で気候が変わる「気候変動」について話し合う会議、COP27が終わりました。会議がまとまらなくて最初の予定より終わるのが遅れました。
気候変動で被害を受けた途上国などにお金を渡すために、新しい基金をつくることが初めて決まりました。この基金は、途上国が長い間つくってほしいと言ってきたものです。どうやってつくるか、来年のCOP28で話し合う予定です。
会議に出たアフリカのザンビアの人は「アフリカは地球温暖化の原因になるガスはあまり出していません。しかし洪水やひどい乾燥などの大きな被害を受けています。世界が初めて基金をつくると決めてうれしいです」と話しました。
*汉字读音请参考图片
C.日语新闻普通版
COP27閉幕 “画期的合意” 被害の途上国支援の基金創設へ
エジプトで開かれていた気候変動対策の国連の会議、「COP27」は気候変動による被害を受ける途上国を支援するため、新たな基金を創設するとした成果文書を採択して20日、閉幕しました。国連の枠組みで各国が協調して被害への資金支援に取り組むことで合意するのは初めてです。
今月6日から開かれていた「COP27」は2週間にわたる交渉を経て会期を延長し、現地時間の20日、成果文書を採択して閉幕しました。
それによりますと最大の焦点となっていた気候変動による被害「損失と損害」に特化した資金支援について、特にぜい弱な途上国などを対象に新たな基金を創設することを決めました。
そのうえで、具体的な内容は来年のCOP28で検討するとしていて、▽国際金融機関や民間など幅広い資金源を活用することや▽既存の支援と連携し、補完することを目指すとしています。
基金の創設は、干ばつや洪水などの被害を受けてきた途上国側が長年求めてきたもので、さらなる経済的な負担を懸念して慎重な姿勢を続けてきた先進国側が歩み寄った形となりました。
国連の枠組みで各国が協調して被害への資金支援に取り組むことで合意するのは初めてで、「画期的な合意」と評価する声も出ています。
また、成果文書には世界の平均気温の上昇を1.5度までに抑える努力を追求するとした去年のCOP26の合意の内容が改めて盛り込まれ、その重要性を強調しました。
さらに各国が温室効果ガスの排出量を削減する努力を高めることが緊急に欠かせないとして、必要に応じて2030年までの削減目標を再検討し強化するとしていて、深刻さを増す気候変動への対策に各国が一致して取り組むことを求めています。
ロシアによるウクライナ侵攻で国際社会の分断が深まる中、気候変動という地球規模の課題に対しては各国は協調していく姿勢を示したことになります。