A.日语新闻中文版
受身技术是一种倒地时保护身体免受伤害的柔道技术。为了利用受身等柔道技术帮助老年人在摔倒时免受伤害,全日本柔道联盟决定成立一个名为“摔倒自我保护项目”的团队从事相关的研究和普及活动。
据日本厚生劳动省统计,日本65岁及以上的老年人因摔倒或跌落事故致死的情况日渐增多,2020年全日本共有8851人因此离世,这一数字是同年龄段因交通事故死亡人数的约4倍。
全日本柔道联盟的“摔倒自我保护项目”团队将与专家合作,分析人摔倒的机理,并研究受身的技术动作如何才能帮助老人在摔倒时免受伤害等问题。
该小组还打算参考国外的研究成果和医疗第一线的实践经验,制作独创的摔倒事故预防手册,并争取2025年与地方政府和医疗机构等合作,面向老年人开展相关的普及活动。
全日本柔道联盟准备设立一家研究所,作为上述项目的研究基地。
B.日语新闻简易版
柔道の受け身でお年寄りが転ぶ事故をなくすための研究をする
お年寄りが転んで亡くなる事故が増えています。厚生労働省によると、おととしは65歳以上の8851人が転んで亡くなりました。交通事故で亡くなった65歳以上の人の4倍ぐらいです。
全日本柔道連盟は、お年寄りが柔道の受け身を覚えたら、転ぶ事故をなくすことができると考えて、研究チームを作りました。
チームは専門家と一緒に、人がどうやって転ぶかや、安全に転ぶために受け身がどのように役に立つか調べます。そして、転ぶ事故をなくすためのマニュアルを作ります。2025年ごろから、都道府県や病院などと協力して、お年寄りに受け身を教える計画です。
専門家は「どうやって体のバランスをとるかや、受け身がどんな役に立つかを調べたいと考えています」と話しています。
*汉字读音请参考图片
C.日语新闻普通版
高齢者の転倒事故防止に 全日本柔道連盟がプロジェクトチーム
全日本柔道連盟は、柔道の受け身などの動作が高齢者の転倒事故の防止に役立つとして「転び方プロジェクト」というチームを新たに立ち上げ、研究や普及活動に取り組むことになりました。
厚生労働省によりますと、65歳以上の高齢者の転倒や転落事故による死者の数は増加傾向にあり、おととしは全国で8851人と、65歳以上の交通事故による死者のおよそ4倍に上っています。
こうした中、全日本柔道連盟=全柔連は柔道の受け身など衝撃から身を守る動作が高齢者の転倒事故の防止に役立つとして、研究や普及活動に当たるチーム「転び方プロジェクト」を新たに立ち上げました。
プロジェクトでは、専門家の協力で人が転倒するメカニズムを分析し、柔道の受け身の動作が安全に転ぶためにどう役立つかなどを研究します。
そして、海外での研究や医療現場の取り組みなどを参考に独自の転倒事故防止マニュアルを作成し、2025年をめどに自治体や医療機関と連携して高齢者を対象にした普及活動を行う計画です。
また、プロジェクトを進める拠点として新たに研究所を設けるとしています。
全柔連教育普及・MIND委員会のメンバーで、甲南大学の曽我部晋哉教授は「柔道は倒し合うスポーツであると同時に、倒されないようにするスポーツでもある。体のバランスをどう保つか、転倒したときに受け身の動作がどう役立つかなど転倒事故防止の観点で柔道の有効性を明らかにしていきたい。そして柔道ならではのマニュアルを作り現場に役立てていきたい」と話しています。